赤外線（IR）事業

取り扱いアイテムと透過波長帯

＜名称のIRとは＞
赤外線は、可視光の赤よりも周波数が低いため、「Infra（下に）+red（赤）」と呼ばれます。
（波長は赤外線の方が長くなります。）
その逆に、可視光の紫よりも周波数が高い、「ultra（超えた）+violet（紫）」は紫外線となります。

＜近赤外線＞
近赤外線は波長がおよそ0.7～2.5 µm。
最も身近な例だと家電用のリモコンに使用され、赤外線カメラや赤外線通信等にも使われます。
通信用光ファイバーでもこの波長帯が使われ、代表的な波長は1.55µmです。
コアに使用する四塩化ゲルマニウム（Cl4Ge）についてはこちら。

＜中赤外線＞
中赤外線は波長がおよそ2.5～4.0 µm。
近赤外線、遠赤外線の両方の特性を持ちます。

＜遠赤外線＞
遠赤外線は波長がおよそ4.0～1,000 µm。
ヒーター、オーブントースター等の 暖房、加熱分野に多く使用されています。

※波長域の区分は学会、業界ごとに異なる事があります

結晶材
01_ゲルマニウム（Ge）　透過波長帯2.0～20μm
02_ジンクセレン・セレン化亜鉛（ZnSe）　透過波長帯0.5～22μm
03_硫化亜鉛（ZnS）　透過波長帯0.37～13.5μm
04_カルコゲナイドガラス　透過波長帯8.0～14μm
05_ガリヒ素（GaAs）　透過波長帯1.0～11μm
06_シリコン（Si）　透過波長帯1.2～15μm

薄膜・蒸着・ターゲット材
01_酸化物
02_硫化物
03_セレン化物
04_フッ化物
05_各種金属

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結晶材

平凸凹レンズ、球面、非球面、ドーム型等の様々な形状をラインナップしております。
コーティング：ARコート（反射防止コート）、DLCコート共にお受けいたします。片面AR、片面DCLも可能です。
最低注文量：特に御座いません。研究用・実験用に1枚から承っております。

•AR(反射防止)コーティング：
ゲルマニウムやシリコンのように、反射によるロスが大きい材質には必須とも言えます。
摩耗・摩擦に強いわけではありませんので、野外面に設置する場合は片面DLCコートをおススメいたします。

•DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティング：
ダイヤモンドとグラファイド（黒鉛）の両方の特徴を併せ持つ物質の総称。
組み合わせの割合及び、水素やその他元素の組合せにより光学向けに変化します。
高硬度、耐摩耗性、低摩擦、耐水、耐薬品等の特色があるので野外や沿岸部での使用が可能です。

薄膜・蒸着・ターゲット材